タイアップ広告で訴求したい商品、どの段階で出すのが最適?

タイアップ広告での商品直接訴求、どの程度のボリュームまで許されるのでしょうか?今回は同じ商材で、商品の直接訴求ボリュームを変えた2つのアプローチで検証した結果をご報告します。

All Aboutでは、これまで6,000本以上、企業様のタイアップ広告を作ってきました。商品・サービスそのものを伝えるのではなく、それらをユーザーにわかりやすい「コンテンツ」へと変換することで、よりユーザーに興味を持ってもらいやすくしています。コンテンツに変換したほうが、ユーザの心をとらえ、理解が深まると考えているわけですが、それを具体的なデータで示したことはありませんでした。

今回は、「通信講座」という同じ商材で、商品の直接訴求ボリュームを変えた2つのアプローチで検証しました。

 

1つ目はこちらです。

タイアップA:商品直接紹介ボリューム小

 

「キレイな字は好印象 一生ものの美文字を手に入れる方法」

 文字を書く機会が減りましたね~という一般的な話題から入り、恋愛・おけいこガイドの山口佐知子さんに、キレイな文字が与える相手への印象や、それがきっかけで恋愛に発展したケースなどを紹介していただきます。

そして最後のブロックで初めて、美文字を習得する方法として、ユーキャン様の「ボールペン字講座」をご紹介しています。

 

もう1本はこちらです。

タイアップB:商品直接紹介ボリューム大

 「キレイな字は一生の財産!8日で変化を実感できる簡単ボールペン字おけいこ」

 タイトルですでに「ボールペン字おけいこ」の紹介であることを伝えました。ここで離脱せず読み進めるユーザーは、「ボールペン字おけいこ」に少なからず興味のあるユーザーなのではないかと想定されます。書いていただいているのは、1本目と同じく山口佐知子さんです。

 

この2つのタイアップ、どちらがよりユーザーの興味を引けるのでしょうか。

それを検証する前に、「何でコンテンツを評価するのか=コンテンツの評価指標」を決めなくてはなりません。

 

ユーザーがちゃんと読んでくれたのか、興味を持ってくれたのか。

それらを検証するために、今回は2つのツールを使って計測します。

株式会社グルーバー提供の「TRIVER」(http://www.triver.jp/)と、

株式会社ユーザーローカル提供の「User Insight」(http://ui.userlocal.jp/)です。

 

この2つの計測ツールを使って、主に、

・読了率(ユーザーがきちんと読んでくれたのか)

・クリックエリア(ユーザーがどこに興味を持ってくれたのか)

を検証します。

 

 【凡例】

タイアップA:商品直接紹介ボリューム小

タイアップB:商品直接紹介ボリューム大

 

まずは、読了率から見ていきましょう。

2

読了率

 

 

タイアップAのほうが、タイアップBに比べて、PC/SPともに読了率が高い傾向にあります。

特にSP版の差は顕著で、11ポイント以上差がつく結果となりました。

 

単純にこの結果だけですべてを言い切ることはできませんが、「すぐに商品を紹介するよりも、きちんと記事で自分事化してから商品を紹介したほうが、よりしっかりと読まれる傾向にある」ということは言えそうです。

ただし、タイアップBの読了率も悪いということではなく、こちらもきちんと読まれてはいます。

ですが、より読まれるためにはユーザーライクなコンテンツからスタートしたほうがよいということだと思います。

 

つづいて、それぞれのタイアップ読了率の中身を詳しく見てみましょう。

 3

 

 4

PCもSPも、読了率100%のところにPVが集まっていますので、とても良く読まれているタイアップだということがわかります。

それぞれの差を細かく見ていくために、PVを比率にしてまとめたものが以下になります。

5

PV比較データ

 

これで比べると差が顕著で、読了が100%に達しないところで離脱するPVは、ページのすべての箇所でタイアップBのほうが高くなっています。

ここからわかることは、タイアップBは、興味を持って読み始めても、すべて読み終わる前に離脱してしまうことが多く、逆にタイアップAは、そのまま最後まで読み込んでもらえる傾向が強いということです。

 

それでは最後に、タイアップを読んだユーザーが、どんな反応だったのかを見てみましょう。

ユーザーインサイトを使って、タイアップを記事のどのエリアをタップしているかを見てみます。

 

cap3

タイアップA:商品直接紹介ボリューム小

cap4

タイアップB:商品直接紹介ボリューム大

 

タイアップの下部に、「注目リンク」としてクライアント様のページに飛ぶリンクが貼ってあるのですが、タイアップAのほうが、より注目リンクをクリックされています。

 

具体的な数字に直すと、

タイアップBの注目リンククリック数は、765。

タイアップAの注目リンククリック数は、1,501。

ほぼ2倍近いクリック数が出ていますので、ユーザーの行動変化をより強く促せたのは、商品ではなくコンテンツからスタートした記事だということが言えそうです。

 

 

記事を読んで、最後に商品を紹介した場合、「なんだ広告か」と思ってそこで離脱してしまうのではないかと危惧していましたが、そんなことはないようです。

コンテンツによってきちんとユーザーの気持ちを高めてあげて、それに即した商品を紹介すれば、ユーザーもちゃんと受け入れてくれます。

 

広告をコンテンツ化することの重要性を改めて実感する結果となりました。

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